マカン・マラン

 

 

マカン・マラン

 二十三時の夜食カフェ

 

 

マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

 

 

概要:夜限定で開かれるカフェ マカン・マラン。

   その店のオーナーはドラグクイーンと呼ばれるニューハーフ。

   今宵も店内には様々な人生を歩んできた人たちが集い、

   それぞれの大切な時間を過ごす。

   ドラグクィーンの人柄と振舞われる料理が訪れた人たちの心を癒し、

   素敵な人生の歩み方を教えてくれます。

 

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この本は4部作で構成されています。

今日紹介させて頂く本は第1作目です。

 

私がこの本を読んでみて、すごく印象的だった箇所を3つ書きとめたいと思います。

 

■この本のポイント

1つ目    オーナーの人柄

2つ目    おいしそうな料理の数々

3つ目 世の中には大なり小なりそれぞれ、悩みを抱えて生きていて、悩みのない人

     なんていないという事です。

 

1つ目 オーナーの人柄

   オーナーはドラグクィーンと呼ばれるニューハーフです。外国人顔負けの

   美貌をもっています。オーナーはドラグクイーンになる過程に、様々な苦労

   をされてきました。そんな人生を歩んできたオーナーだからこそできる人を

   包みこむような声や風格、立ち振る舞いが多くの人たちの悩みを解決に導き

   ます。悩みの解決は最後は自分がどうするか。その後押しをしてくれるオーナ

   -の言葉の数々が僕の胸に刺さりました。  

 

2つ目 おいしそうな料理の数々 

    この本は一冊の中にいくつものストーリーが用意されています。

    その中では必ずオーナーの作る料理が文字で書かれています。

    料理は頭の中でイメージしやすいように、細かく表現がされていて、

    私は読み進めていて、とてもお腹がすいてくると共に実際に食べて

    見たいなと思いました。オーナーの作る料理には調味料だけではなく、

    相手を思いやる心がたくさん詰まっていると思いました。

    料理には相手の心を癒す不思議な力があるなぁ感じさせられました。

 

3つ目 世の中には大なり小なりそれぞれ、悩みを抱えて生きていて、悩みのない人

     なんていない

 

     この本のストーリーとなる老若男女の主人公にはそれぞれ、未来に対する不安

     過去に対する後悔など様々な悩みを抱えています。

             私も今、悩み事があります。苦しい時もありますが、この本を読 んだ時に

     私の悩み事なんか小さいもんだなと思い、ホッとした気持ちになりました。

            人生は長い道のりです。悩みはその道のりを豊かにする為のスパイス。

     悩みがあるからこそ、人生はより深く楽しくなるのかなと思いました。